2021/10/04
50代からの人生を愉しむコツ。 その1
50代はあらゆる意味で「大きな差」がつく年代。人生格差を生む真因は「いま、この時の心」の差にあります。どうやってみたところで私たちは「いま、ここ、わたし」を生きるしかありません。
お釈迦様は、人生は目的のある旅ではなく「観光旅行のようなもの」と言いました。観光とは光を観ること、楽しい事、嬉しい事、ありがたい事だけに目を向けて、今を大事に丁寧に過ごすと言う教えです。
若い頃は「自分以上の自分に成長」する為に、歯を食いしばって「必死」で頑張る事も必要ですが「必死」は「必ず死ぬ」と書くように苦しさ、辛さを伴い「いま」を味わう余裕がありません。
50代になれば、豊富な経験がありますので必死で頑張るのは若い人たちにまかせ、楽しい事、嬉しい事、ありがたい事に目を向けて生きて行きましょう。
そんな「人生を愉しむヒント」を紹介します。
まずは、50代の心構えについて
人は「生きてる」のではなく「生かされている」。
細胞のDNAに設計図がある様に、私たちの人生にも決められた設計図が完璧な宇宙のシナリオとしてあり、それは良くなる様に決まっています。一見悪い事、辛い事、嫌な事に思えるような現象もすべて向かうべき方向に向かう、だから何が起きても安心して宇宙のシナリオに身を任せて大丈夫。これを、まずは心にインストールしましょう。
両手を合わせると怒りは消える。
生きていればいろんな場面に遭遇します。「言っても仕方ない」怒りやイライラが襲ってきた時に、スグに右手と左手を合わせる。ゲンコツを、も一方の手で包み込む様にしてもいいし、手のひらを合わせて合掌スタイルでもOK。手のひらは一文字で「掌たなごころ」といい、ここを刺激すると気持ちが穏やかになります。手をくっつけるだけで外に向いていた気持ちが内側に収まってきます。
起こり得る事全てが必然
私たちは宇宙のシナリオで生きています。自分がつくるエゴのシナリオではありません。思い通りにならずイライラが爆発しそうな時も、この事をわかっていれば「そうか、そうか、そう来たか」で対処しましょう。
次回予告
・ちょっと不謹慎の方が人生上手くいく
・人生万事「余裕がある人が勝つ」
・知足(たるをしる)
・人は人
・心配はやめる、心配すると現実になる
・もったいないを口にすると損をする
等
佐賀市の隠れ床屋BARBERZOOM(バーバーズーム)では、フェード、シェービングのクオリティーアップの為、日々精進しております。
2021/09/27
職人。
理容業に足を踏み入れて、はや39年目。16年間(2店舗5年、11年)勤めあげ、佐賀市の隠れ床屋BARBERZOOM(バーバーズーム)を独立開業し23年目。
山あり谷ありありながら、いろいろな経験を重ね今も情熱を持ち業を営めている自分に感謝しております。
そんな中、今年1本のDVDに出逢いました。
それは
「二郎は鮨の夢を見る」(2011年)です。
94歳の鮨職人、小野二郎のドキュメンタリー映画、仕事に対する誠実な姿勢、店を支えるプライドと仕事への情熱、職人としての生き様に魅了されました。
床屋と鮨屋、業種は違えど学ぶ事がいっぱい、二郎さんから見れば自分なんてまだまだ青いガキ。
職人の奥深さを追求する姿にはシブいものがあり、独特の世界観を体験したい。
GESTに喜んでもらう為に、技術の追求、GESTへのサポートとエスコートの探求、こだわりを持って志を高く持ちたいと再認識。ケツを叩かれた気分です。
目標は現役80歳。 そう考えると後23年。今年がちょうど中間地点、そんな折り返しにパワーを頂いたDVDとの出逢いが、まさに運命を感じます。
まずは健康第一、自分の体を大切にプロデュースしなくちゃです!
「シンプルを極めると、ピュアになる」
正直、今は何もわからないし感じない、二郎さんみたいに奥深さを知れば何か見えてくると信じて日々精進し、佐賀の理容業界にツメ跡を残したい………志は高く持たないとね。
フェードとシェービングのクオリティーの追求、もっと奥深さを探求して行こう………出来ればマリアナ海溝ぐらいまで……。
2021/09/20
アル・パチーノ。
佐賀市の隠れ床屋BARBERZOOM(バーバーズーム)では、たくさんのDVDが「出番はまだか!」と待機してます。
そのZOOMコレクションの中で、出演本数が3本の指に入るハリウッドスター・アルパチーノについて語ります。
独断と偏見でアルパチーノ作品のTOP10ランキングを作りました。
1位 ゴッドファーザー
2位 スカーフェイス
3位 セントオブウーマン
4位 ヒート
5位 カリートの道
6位 フェイク
7位 ミッドナイトガイズ
8位 スケアクロウ
9位 狼たちの午後
10位 セルピコ
1位ゴッドファーザー
作品が多いので1〜3をひとくくりにしました。なんといってもパート1はアルパチーノの出世作、パート2で完全にハリウッドの地位を確保しました。マイケル・コルネオーネはパチーノにとって、切っても切り離せないキャラクターのはず。裏話で、パート1での起用は映画会社は大反対で、コッポラとキートンのゴリ押しで採用決定。
2位スカーフェイス
ゴッドファーザーのマイケルの高貴さとは違い、イケイケの成り上がりのパワフルさで、鉄のタマを持ったキャラクターに憧れます。
3位セントオブウーマン
一般的に、この作品がパチーノのNo.1と言う声も多い中、マフィア好きな自分が選んだので3位です。盲目の演技が凄い。ダンスシーンはたまらないし、フェラーリの運転シーンが印象的で驚き。
4位ヒート
デ・ニーロとの共演で話題を呼び、お互い1歩も譲らない感が表現されてた。デ・ニーロの渋さが1歩リードしてたかも……。ただそれは、結末のアドバンテージ(ネタバレなのでこの表現)から、パチーノが1歩譲ったかも……。
5位カリートの道
これもまた漢の映画。不器用な男が醸し出す様、運命のしがらみが切ない。スカーフェイス同様、男のこだわりからの終焉。デパルマ映画のお約束なの?
6位フェイク
冴えないレフティー役をパチーノが演ずる事によって、この作品のクオリティーが上がってる。パチーノの存在感を見せつけられ、中年男の魅力を感じる作品。
7位ミッドナイトガイズ
名作スケアクロウ、狼たちの午後、セルピコを差し置いてこの作品を選らんだ理由は、パチーノの渋さに感動したから、「オヤジ」を見事に演じ、醸し出す雰囲気に憧れ、これからの自分の道しるべになるであろう作品。アイリッシュマンでは、ちょい太り気味で残念、きっと役作りからだと思いたい。
8位スケアクロウ
日本の昭和ドラマ「俺たちの〜」シリーズのモデル映画じゃないかと思います。2人のコンビが絶妙、交わす言葉さえいらないシーンも多々。この作品でジーン・ハックマンを大好きになりました。大っきくて幅がある……体型もそうだけど、違う意味で……。
9位狼たちの午後
実際の話を映画化。当時、ノリに乗ってるパチーノの演技に尽きる。凄い緊迫感に吸い込まれる勢い。
10位セルピコ
現実と向き合い悪に対する姿勢が魅力的。当時のファッション性も含め、いろいろなしがらみ、葛藤の中での男の生き様がバイブル。まさに漢の映画。
アルパチーノの作品は、これからも自分の人生にとって大事な教科書です。
時にはビタミン剤、カンフル剤、精神安定剤として付き合って行きたいです。
漢を目指すには、日々のシェービングにフェードをズバッと決めてβエンドルフィンを活性化させる! それに尽きる!
2021/09/13
待望の映画化「ザ・ソプラノズ」
佐賀市の隠れ床屋BARBER ZOOM(バーバーズーム)は1999年6月15日にオープンしZOOMの第1歩をあゆみ始め、偶然にもその年に、知る人ぞ知るアメリカテレビドラマ「ザ・ソプラノズ」も放映が開始されました。
この作品は、ストレス社会に生きるイタリア系マフィアのボスとその周囲の人々の人間模様、マフィアを時には生々しく、時にはユーモラスに、夫婦や親子の家族がリアルで複雑な人間模様を描き、バイオレンス、過激なセリフ、性描写、本物の空気感、迫力を表現しマスコミや視聴者から、現代版「ゴッドファーザー」と絶賛され、1999年〜2007年まで6シーズンのロングランヒットであり、エミー賞を17回受賞したスーパーテレビドラマであります。
当時の日本では「24」「プリズンブレイク」等テンポのいいハラハラドキドキがヒットし、当作品はフィーチャーされてませんが、マフィア好きの自分はメッチャハマりました。
ニュージャージー州のデガヴァルガンテ一家がモデルで、主人公トニー・ソプラノはヴィンセント“ヴィニー・オーシャン”パレルモを元にされている。
ゴッドファーザーのボス像に比べると等身大で親しみやすい人間像が感情移入しやすく楽しめる。オープニング曲がシブくてカッコいいし、6シーズンで87話ありマフィアビジネスがガッツリ描かれている。
また、キャスティングがマーティンスコセッシのマフィア映画「グッドフェローズ」の出演者が多数登場。
残念ながら主人公トニーソプラノを演じるジェームズ・ガンドルフィーニは2013年(51歳)心臓発作で他界。
あのままキャリアを重ねていけば、第2のマーロンブランドだったのに非常に残念です。
「ザ・ソプラノズ」の問題の最終話から、シーズン7をどこか心待ちにしてた自分は大変ショックでした。代役で作っても作品の魅力はきっと半減すると思う、彼以外トニー役はいません。
そんな中、「ソプラノズ」の前日譚の映画が近々アメリカで公開されようとしてます。
若かりしトニーを演じるのは、実の息子マイケル・ガンドルフィーニです。
前日譚だから、「ソプラノズ」を観てなくても大丈夫。でも観てた方がもっと楽しめる。
興味のある方は、「ソプラノズ」観てみて下さい。アメリカを震撼させた問題の最終話、どうして問題か知りたくないですか………?
9月に入り、だんだん秋が近づいて来ますね、食欲の秋、読書の秋、フェードの秋、シェービングの秋で漢を目指そう!
2021/09/06
珠玉の映画「パルプフィクション」。
パルプフィクション、タイトルの意味は安っぽい小説、雑誌からニュアンスとして、読み捨てレベルの低俗でくだらない話、タランティーノが「ほら、B級のくだらねェストーリーをゴチャ混ぜにしたぜェ!」と、映画オタクが古き良き大衆文化のオマージュとこだわりが満載の作品。
当時のストーリー構成の斬新さ、キャスティング、音楽センスどれもクオリティが高く、クールな珠玉作品。
佐賀市の隠れ床屋BARBER ZOOM(バーバーズーム)に初めてDVDを導入しての1発目の作品、これを流したいが為にテレビをZOOMに設置したと言っても過言ではありません。
四半世紀も経っているのに、まだまだ根強いファンはたくさんいますし、都市伝説的に語り継がれています。
裏話も含めいくつか紹介しましょう。
ブリーフケースの中身、カギ番号“666”
レザボア・ドッグスで登場したダイアモンド説、ギャングのボスマーセルス・ウォレスの「魂」説、後頭部の絆創膏が貼ってあり、そこから魂を抜かれた説、タランティーノに直接質問した際、「お前らが、入っていて欲しいものさ」だって。
パルプフィクションの「パルプ」からトイレットペーパー説、ヴィンセントがトイレに行く度に必ずヤバい事が起きる。
ミアとヴィンセントはダンスコンテストで優勝していない、トロフィーは盗んでる。
ミアがオーバードォーズで倒れた時、胸にアドレナリンを打ち込むシーンは、胸に注射針を刺した状態からの逆回しで撮影。
ミアが出演予定で没になった映画試作品は「キル・ビル」。
レザボアドッグスでウェイトレスをバカにしてたブシェミが、ウェイターで登場、売人ランスのTシャツがマッハGOGO。
ミルクシェイクの味は、コメディアンコンビ名で「マーティン&ルイス」は白人でバニラ味、「エイモス&アンディ」は黒人でチョコ味。ビッグカフナバーガー、レッドアップルのタバコは実在しない、タランティーノ映画に多数登場。
ブッチが質屋で手にしていた武器は
バット 「ウォーキング・ドール」
ハンマー 「13日の金曜日パート2」
チェンソー 「悪魔のいけにえ」
日本刀 「子連れ狼」
愛する映画へのオマージュである。
質屋の拷問シーンは、ザ・ナックの「マイ・シャローナ」を流す予定だった。
ヴィンセントが車にキズを入れられ、ボヤいてたが犯人はブッチだ。
まだまだ細かい事はいろいろありますが、この辺で……。新しい発見がありましたら、是非以上の事を踏まえた上で、も一度鑑賞してみて下さい。
自分はこの映画に影響受けている事がたくさんあります。
ヴィンセントのバニラコークの飲み方、ジュールスのスプライトの飲み方、ヴィンセントの巻きタバコの吸い方、ブッチのタバコの吸い方等がイカしてて、ついつい真似してる自分がいます。
車の掃除のシーンでジュールスは丁寧だけど、ヴィンセントの手洗いのザツさがたまらない、これぞアメリカ人って感じ(勝手な想像)です、あとMr.ウルフ、パンプキンのコーヒーに砂糖をガッツリ入れるところは、なんか笑えるし、ダンスシーンはカッコいい。
ただ、なんといってもキャラクター達の絶妙なセリフの言い回し(タランティーノ節)が、非常に心地よくこの映画にクギづけになってる理由です。
タランティーノも残すところ、あと1本の映画で、引退を表明してます。キルビル3という話もありますが……。
残念ではありますが、最後の1本は是非パルプフィクションの様な、メチャクチャバイオレンス系が観てみたいと思う今日この頃、楽しみです。
さぁ、今日も
フェードをきめて、シェービングして
漢を目指すお手伝いを頑張ろう!